いつまでも「テープ起こし」でいいのだろうか?

カセットテープのアイキャッチ画像テープ起こし

「テープ起こし」に適切な言葉はないのか?

わたしたちは「テープ起こしを仕事にしています」というように、ふだんテープ起こしという表現をなにも気にせず使っています。このサイトも「テープ起こし新潟」というタイトルなのですが、最近どうもこの言葉にしっくりこないのです。

と言うのは、もうかなり前から「テープレコーダー」は使っていないからなのです。現実的には、ICレコーダーで録音された音声データを、パソコンでテキストデータに変換して入力しています。

それなのにまだ「テープ起こし」という言葉を使うのは、なにか適切でない気持がしてなりませんでした。

とても気になっていたので、「テープ起こし」の実態に即した最適な言葉を探してみたくなったのです。

まず「テープ起こし」について、定義と同義語について調べてみました。

テープ起こしの定義

いろいろあったのですが、代表的なところを二つみてみると、つぎにように書かれています。

デジタル大辞泉
講演やインタビューなどを録音した音声を文字にすること。また、その仕事。テープリライト。

ウィキペディア
テープ起こし(テープおこし)とは、講演・会議・座談などで録音された人の言葉を聴き取り、その内容を文章に直す作業である。またはその作業を有償で請け負う職業をも指す。

どちらもほとんど同じ意味ですね。
「録音した音声を文字にすること。また、その仕事」ということですね。

ここでは当然なのですが、テープ録音というのは出てきません。

テープ起こしの同義語は

テープ起こしの一般的な定義を確認したところで、つぎに類義語を調べてみてみました。かなりラフですが列挙してみます。かなりの数が出てきました。一つひとつの言葉に、テープ起こしの歴史的経緯がこめられているのがわかります。
※テープリライトとボイスリライトという言葉は商標登録されているため省きました。

口述筆記 
書き起こし
文字起こし
テープ起こし
ボイスライティング
反訳
音声起こし 
音声文字起こし    
音声文字変換 
音声テキスト化
音声テキスト変換
音声データのテキスト化
音声データのテキスト変換

テープ起こしに最適な言葉は?

これらの中からテープ起こしの実態に即した最適な言葉を探してみたいと思います。
まず消去法で実態にそぐわないものを省きます。口述筆記、書き起こし、テープ起こし、反訳は削除します。

文字起こし
ボイスライティング
音声起こし 
音声文字起こし    
音声文字変換 
音声テキスト化
音声テキスト変換
音声データのテキスト化
音声データのテキスト変換

で残ったうちの、○○変換とついた、変換がついか言葉も削除します。テープ起こしは単なるデータの変換ではなく、ケバ取りとかリライトも含んだ言葉でからです。さらに、音声テキスト化、音声データのテキスト化も似たような理由で削除。文字起こしには音声という意味がないので、これも削除しましょう。

ボイスライティング
音声起こし 
音声文字起こし    

そうすると最後に残った言葉は、
ボイスリライティング、音声起こし、 音声文字起こしの三つになりました。

最終提案:このまテープ起こしを使用

三つまで絞ってきたのですが、その先はなんとも絞り込めません。
そうなら最初から「文字起こし」でもいいじゃないかという気もしてきます。

しかし、それでは音声からの意味が分からないと・・・・・。

結局のところ、テープ起こしに代わる決定打がないのです。

デジタルムービーの時代になっても「○○フィルム」という名称も残っていますし、この仕事は「テープ起こし」と言うしかないのかなあとも考えてしまいます。

もうすぐAIによる音声認識技術が向上して、テープ起こしの仕事から単なる文字変換という部分は確実になくなるでしょう。残る仕事はライターまたはエディター的な分野だろうと予測されます。

なので最終的には、このまま「テープ起こし」という表現でもいいのかなとも感じました。

ということで、「テープ起こし」という言葉はを使うことに、
仕方なく納得することにしたのです。

最期まで読んでいただきありがとうございました。

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