凄まじいクラウドソーシングのテープ起こし料金

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クラウドソーシングの普及で低価格化がすすむテープ起こしの料金。1時間5千円以下のクラウドワーカーと比較して、あなたは今の料金で生き残れますか。

 1時間2千円?とんでもない料金

クラウドソーシングで案件をみていると、だいたいテープ起こしは1時間「~5千円」程度です。ここでのポイントは「~」にあります。つまり最高で5千円ということです。

たまに驚くべき料金が載っています。例えば「急ぎ、1時間2500円、直し有」なんて感じです。

クラウドソーシングを見始めた頃は、時間5千円というとすごく安い感じがしたのですが、最近では2千円とか2500円とかも見かけるようになりました。

となると、なんか本当にそんな料金でOK なのかしらという気持になってきます。

いまでも信じられないのですが、これまで見かけた最低料金は、テープ起こし10分50円というものです。1時間だと50円かける6なので300円ということですか。まったく理解できません。

10分500円の間違いでないかと思ったのですが、500円だとしても1時間では3千円です。

 テープ起こしは特技ではない?

テープ起こしは私が始めた頃は、あまり業務にしている人の多くないニッチな仕事でした。ですが今では誰でも知っている仕事、誰でもできる仕事になっています。

専門職から副業へ、そして内緒への流れが加速して、最近はお小遣い稼ぎサイトへも舞台を広げつつあります。

わかりますか、この意味?内職ならそれでも仕事です。だから最低賃金以下でも何百円ということになります。

しかしお小遣い稼ぎは仕事ではないのです。だから10分50円なんていうのも出てくるわけです。

10年くらい前でしょうか、テープ起こしの内職紹介などで問題になったことがありました。あの頃から副業・内職の定番という感じになっています。

くまクラウドソーシングになって更に、この流れは加速しています。

クラウドソーシングの場合、個人の請け負いになるので労働者ではありません。ですから最低賃金も適用されません。時給100円であろうが200円であろうが、引き受ける人さえいればいいのです。

一応、日本にも家内労働法という内職者を保護する法律があるのですが、ハッキリいってザル法なので機能していません。

とは言え、たとえばテープ起こしはできるけれども、仕事の少ない地方に住んでいるとか、あるいは物価の安い海外に住んでいる人なんかには、適しているのかもしれません。

テープ起こし一つとっても、今では海外と料金が比較されてしまう時代なのですね。

クラウドソーシング、そしてこずかい稼ぎサイトへとテープ起こしの仕事がいくことによって、すさまじ低価格化が進んでいるといえるでしょう。



 四つの生き残り戦略

では、こうした中で私たちが生き延びいくには、どうしたらいいのでしょうか。

①料金を下げて低価格料金に移行

クラウドソーシングに近い料金体系に持っていく。利益はへるが仕事の量で確保するやりかたです。一番安易なやり方です。

僕のように長年やってきたという以外の取柄の無い場合、この方法しか選択肢がないかもしれません。

しかし若いあなたは、こんなことを考えてはいけません。自分で自分の首を絞めるだけです。

②短納期で勝負

低価格料金に移行するのと似た面がありますが、いわば体育系的対応です。速度で勝負ですから。

今まで割増料金をもらっていたものを止めて、通常料金で即日納品とか翌朝納品というように、速度で勝負の仕事をしていきます。

③専門分野で勝負

法務関係とか医学関係とかの専門分野に特化して、従来価格を維持します。自分の専門分野をさらに深めて、他とはレベルの違う内容の仕事をします。

ただし専門分野の需要がなければ難しいことになります。

④リライトで勝負

単純なテープ起こしではなく、リライト案件をこなすことによって、文章力を評価してもらい料金体系を維持します。

需要があれば一番いい対応だと思いますが、テープ起こしといよりはライターへ転業をするようなものですね。

 専門化だけが生き残り可能

これまであげた四つの方法は、①の単純に料金体系を下げるという以外は、②③④はなんらかの意味で専門化を図っています。

即日仕上げ可とか理系の学会でもOKとか、リライトして完成原稿で納めますということです。

つまり何らかの専門化をしないと、クラウドソーシングと比較されてしまいます。

発注者側からすれば今まで1万5千円で出していた仕事が、5千円で出来るのですから当然です。

低料金化と専門化、あなたはどちらを取りますか。専門化しかありませんね。

最後に発注者側の人もお読みいただいていると思うので一言。

下手なテープ起こしを発注すると、実は直す手間の方がよほどかかります。

私もかつては非常に忙しい時には、アウトソーシングをしたことがあります。しかし結果はかえって時間を無駄にしました。

中途半端なテープ起こし原稿は、直すのに一苦労します。場合によっては最初から打った方が早かったこともあります。

それ以来、一切アウトソーシングはやめました。

クラウドソーシングを利用する場合、そのへんも十分考慮してください。

以上

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